小児歯科と一般歯科は何が違う?

こんにちは!安城の歯医者、安城ひがしやま歯科こども矯正歯科、院長の神谷明光です。
今回は、「小児歯科と一般歯科は何が違う?」についてお話をしていきます。

 

「小児歯科」と「一般歯科」の違いについて、意外と知られていないことがあります。それぞれの役割や対象年齢、治療内容が異なるため、患者さんや保護者の方が正しい診療科目を選ぶことが重要です。本記事では、小児歯科と一般歯科の違いを分かりやすく解説し、どちらを選べばよいか判断できるポイントをお伝えします。

目次

  1. 小児歯科とは?
  2. 一般歯科とは?
  3. 小児歯科と一般歯科の具体的な違い
  4. 小児歯科の特有の役割
  5. 一般歯科でも対応可能なケースとは
  6. 子どもの歯を守るための正しい選択
  7. まとめ
  1. 小児歯科とは?

小児歯科は、乳歯や生えたばかりの永久歯の治療を専門とする診療科です。対象年齢は0歳から中学生くらいまでで、主に子どもたちの歯の成長や発達を支える役割を果たします。

小児歯科の大きな特徴は、「子どもの歯の健康を生涯にわたって守る」ことを目標としている点です。単に現在の虫歯治療を行うだけではなく、将来的な健康を見据えて予防的なケアを提供します。また、診療室には子どもがリラックスできるような工夫が施されており、診療が初めてのお子さんでも安心して通える環境が整っています。

  1. 一般歯科とは?

一般歯科は、虫歯や歯周病など、成人を含むすべての患者さんを対象にした診療科です。主に治療や予防が中心であり、抜歯や詰め物、歯のクリーニングなど、幅広い治療に対応します。

一般歯科の役割は、患者さんの痛みや症状を迅速に取り除き、口腔内の健康を維持することです。加えて、近年では定期検診や予防歯科が重要視されており、「治療中心」から「予防中心」へのシフトが進んでいます。

  1. 小児歯科と一般歯科の具体的な違い

対象年齢

小児歯科は0歳から中学生までの子どもを専門に扱う一方、一般歯科は全年齢の患者を対象とします。

治療方法

小児歯科では、成長途中の顎や歯列を考慮した治療が行われます。たとえば、乳歯の虫歯治療では、永久歯への影響を考えたアプローチが必要です。一方、一般歯科はすでに成長を終えた成人の治療が中心ではあるものの、当院では小児が非常に多く患者様の半数近くは小児の患者様です。

環境の違い

小児歯科は子どもに特化したデザインや設備が充実しています。子ども向けのカラフルな待合室や治療中に楽しめるアニメ動画の導入など、診療を怖がらずに済むよう配慮されています。

当院は小児専門ではありませんが、子どもようの待合スペースを確保しており、大きな遊具等を院内に設置しているため、こどもも来やすく、保護者も安心してお子様を連れてきていただいています。

  1. 小児歯科の特有の役割

小児歯科には、以下のような特有の役割があります。

  • 予防指導:正しい歯磨き方法やフッ素塗布による虫歯予防の実施。
  • 成長に応じた治療:乳歯から永久歯への移行を見据えた治療計画が特徴です。
  • 心理的サポート:診療に対する恐怖心を和らげる工夫が施されています。

また、小児歯科は子どもの成長や発育を見守るパートナーでもあります。お子さんの顎や歯列の成長を定期的に確認することで、将来的な歯並びの問題を未然に防ぐことができます。

上記に関しても当院では充分に行っており、小児歯科ではななくても対応している歯科医院が増えています。

  1. 一般歯科でも対応可能なケースとは

一般歯科でも、小児患者の治療に対応できる場合は往々にしてあります。たとえば、軽度の虫歯治療や予防的なフッ素塗布などが該当します。子どもの成長や発育を考慮した専門的な対応は小児歯科が得意としている内容ですが、一般歯科でも対応しているとこをが増えています。

  1. 子どもの歯を守るための正しい選択

お子さんの歯の健康を守るためには、次の3つのポイントを押さえることが大切です。

  1. 年齢や症状に応じた診療科を選ぶこと。
  2. 定期的な検診を欠かさないこと。
  3. 日々の歯磨きや食生活に注意し、家庭でのケアを徹底すること。

当院では、これらの取り組みを全面的にサポートしています。

  1. まとめ

小児歯科と一般歯科には、それぞれの特徴や役割があります。お子さんの歯の健康を守るためには、年齢や症状に応じた診療科を選ぶことが大切です。当院では、小児歯科としてお子さま一人ひとりに寄り添い、安心して通える診療環境を整えています。ぜひお気軽にご相談ください!

 

安城ひがしやま歯科こども矯正歯科
院長 神谷明光
公益社団法人 日本口腔外科学会 認定医
第40回日本ティップエッジ矯正研究会
名古屋大会 大会長