歯みがき粉の種類多すぎて、どれがいいかわからん！どんな基準で選べばいい？

こんにちは！安城の歯医者、安城ひがしやま歯科こども矯正歯科、院長の神谷明光です。
今回は、「歯みがき粉の種類多すぎて、どれがいいかわからん！どんな基準で選べばいい？」についてお話をしていきます。

ドラッグストアに並ぶ歯みがき粉はかなり多いですよね。

——フッ素濃度、ホワイトニング、知覚過敏ケア…パッケージを見ただけでは迷うばかり。

本記事では「①むし歯予防 ②目的別成分 ③使い心地」の3ステップで、自分にピッタリの1本を選ぶ方法をお伝えします。

目次

1. 歯みがき粉選びは“成分ラベル”を見るのが近道

2. 【STEP1】むし歯予防の基本はフッ素濃度

3. 【STEP2】悩み別・注目すべき有効成分早見表

4. 【STEP3】毎日続けるための味・泡立ち・研磨剤バランス

5. 歯科医院でしか買えない“プロ仕様”って？

6. よくある質問Q&A

7. まとめ

 

1. 歯みがき粉選びは“成分ラベル”を見るのが近道

パッケージのキャッチコピーよりも、裏面の薬用成分欄をチェック。薬用成分は医薬部外品で効果が認められた成分のみ表示が許可されています。

 

2. 【STEP1】むし歯予防の基本はフッ素濃度

• 6歳未満 ：500〜1,000ppm

• 6歳以上 ：1,450ppm

• 根面う蝕対策：高濃度フッ素（1,500ppm以上）

「1450ppm」と書かれたものを選べば、日本基準のMAX濃度でむし歯リスクを約6割カットできます。

3. 【STEP2】悩み別・注目すべき有効成分早見表

4. 【STEP3】毎日続けるための味・泡立ち・研磨剤バランス

• 低発泡タイプ：電動ブラシ派・嘔吐反射が強い人におすすめ

• 研磨剤少なめ：セラミックやプラスチック補綴が多い人は傷つきにくいタイプを

• 香味：ミントが苦手な方はピーチやシトラス味で“続けやすさ”を優先

 

 

５. 歯科医院でしか買えない“プロ仕様”って？

• 高濃度フッ素（1,900ppm）ジェル：就寝前パックで再石灰化MAX

• CPP-ACP配合ペースト：カルシウム・リンを同時補給して知覚過敏も予防

• ナノ粒子アパタイト：微細な傷を埋めてツルツル感UP

市販品より成分に“攻め”の傾向があるため、使用方法を歯科で教えてもらうと安心です。

６. よくある質問Q&A

Q. 研磨剤は歯を傷めませんか？
A. 適度な研磨剤はステイン除去に必要。RDA値（研磨力指標）が70以下なら日常使いOKです。

Q. 天然成分オンリーの歯みがき粉って効果ある？
A. フッ素無配合だとむし歯予防力は弱め。フッ素ジェルと併用をおすすめします。

Q. 電動ブラシでも普通のペーストで大丈夫？
A. 低発泡・低研磨をうたう製品がベター。泡立ちすぎると磨き残しが増えます。

8. まとめ

歯みがき粉選びは「フッ素濃度→悩み別成分→使い心地」の3ステップで決めると迷いません。

成分ラベルを味方に、自分の口腔リスクに合った1本を選び、むし歯ゼロ・歯ぐきキュッを目指しましょう。

商品選びに迷ったら、いつでも当院にご相談ください！

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安城ひがしやま歯科こども矯正歯科
院長　神谷明光
公益社団法人　日本口腔外科学会　認定医
第40回日本ティップエッジ矯正研究会
名古屋大会　大会長