⭐️⭐️⭐️ 『こどもが受け口だけど、どうすればいいの?』

『受け口っていつ頃歯医者に行けばいいの?』

こんにちは。 安城市の安城ひがしやま歯科こども矯正歯科、院長の神谷明光です

お子様の歯並びは気になりますよね。
しかも、上の歯と下の歯の噛み合わせが悪く、受け口になっていたりしたら、さらに心配ですよね?

本日は、受け口(反対咬合)の原因と治療法についてお話しします

①受け口の原因😭
実は受け口は、日本人に多いという特徴があります。
ちなみにヨーロッパでは受け口は少ない傾向にあり、受け口の症例を学ぶために、ヨーロッパの歯科医師が日本の歯科論文を参考にするほどです。

なぜ日本人は受け口が多いのでしょうか?
その主な原因は、上顎の劣成長です!
上顎がうまく発達していなく、小さな頃から反対で噛んでいると、さらに下顎を前に成長させてしまい、結果的に経過観察をする事で、どんどん反対咬合になっていきます!

上顎がうまく発達しないのも原因があります。
その一つとして、ベロの位置が正しい位置に来ておらず、上顎の成長を内側から押して成長させる機能が働かなく、結果的に上顎の成長不足により、反対咬合になります。

「お子さん、テレビ見てる時に、お口ポカンと空いてたりしませんか?」
ベロの位置が悪いのには色々な原因がありますが、その一つとしては常に口がポカンと空いている事で、ベロの位置が下がってしまい、正しい位置にベロを持ってくる事が困難になります。

また、口があいていると鼻呼吸より口呼吸の方がしやすくなり、口を空いて呼吸することにより、さらにベロの位置が下がります。
また口呼吸になる事で、鼻呼吸のメリットであるウイルスなどの除去機能が働かないので、風邪をひきやすくなります。

お子様がお口ポカンしていたり、口呼吸している場合は、注意してあげてください!

②治療法
受け口(反対咬合)の治療法には2通りあります。

1.取り外しの装置
お子様が小さい場合は、ベロの位置や悪い癖を防ぐだけで噛み合わせが戻ってくる場合があります。
取り外し可能なベロの位置を正しい位置に持ってくる装置を使えば、ワイヤーなどを使わずに正しい噛み合わせに戻ってくる事があります。
5歳6歳あたりでは、この装置を使う事が多く、かなりの方が改善してきます。

2.上顎前方牽引装置
こちらは本格的な矯正装置になります。
おでこにバンドの様な装置をつけて、それを起点に上顎を前に引っ張るやり方です。
単純に成長していない上顎を前に引っ張る事で、反対咬合を改善する装置です。
学校に行っている時にこの装置を使う事は難しいので、主にお家や寝ている時に使用してもらいます。
上顎を常に前に引っ張る事で、成長を促します。

いかがでしょうか?
受け口は放っておくと悪化する可能性があり、早めに対処する事で正常な噛み合わせになることも多い症例です。

受け口が気になる方は近くの歯医者さんか、矯正歯科に相談してみてください!

 

安城ひがしやま歯科こども矯正歯科
院長 神谷明光

公益社団法人 日本口腔外科学会
認定医